突然ですが、高校時代の友人たちが23年ぶりにバンドを再結成!
1ヵ月後のライブを目標に猛特訓しているところにおじゃました。
43歳の正にオヤジバンド、でも、みんな良い顔をしていた。
練習後、私も、「
ロード・オブ・ウォー」の危険な任務をしばし忘れ、何年ぶりのバーボンで友人たちと盛り上がってしまった。それで今も、ちょっと二日酔い気味。すいません。
「ロード・オブ・ウォー」の主人公ユーリ・オルロフのモデルであろう実在の武器商人ビクトル・パットのリサーチを続ける中で、「武器取引の実態」が少しずつだが、私の中で見えてきた。
9.11テロ以降、アメリカ合衆国の軍事費が右肩上がりに増大していること。
世界の武器取引の輸出国ランキングをみても、ダントツ1位でアメリカ、以下英国、ロシア、ウクライナ、フランス、ドイツ、中国の順(2003年の数字、
ミリタリーバランス2004-2005より)。
ウクライナでは、冷戦崩壊後320億ドル以上の旧ソ連製の武器が他国へ流出したといわれている。
さらに、ウクライナとドイツを抜いた5ヵ国は、全て国連安保理の常任理事国という事実!
この状況を、
監督アンドリュー・ニコルは、映画の最後にきちっとメッセージとして刻み込んでいるのだ。
大国の論理とは一体どういうものなのか?
特に、9.11テロ以降、「世界の警察」を自認、大義名分の下、各国へ戦いを挑み、大量の兵器を他国に売りさばいているアメリカという国の矛盾をどう理解すべきなのか?
今日、京都に到着予定のブッシュ大統領、あなたに聞きたい!
こうした疑問を、アクション・エンタテインメントの中で、解き明かしてくれるのが映画「「ロード・オブ・ウォー」なのです。
こうした事実を受け止めた私の中で、「本物の武器商人を探す」意義が大きく膨らんでいった。
危険だが、誰かがやらねば……『こういうバカがひとりぐらい、いなきゃ世間の目は覚めぬ』
(詩人の故
寺山修司が好んで使った歌の歌詞。彼の言葉にはいつも勇気付けられる)
そんな使命感に燃える私の元に朗報来たり。
今や完全幽霊部員となった草ラグビーチーム(高校時代はラグビー一筋?)の知り合いが
何と武器商人に詳しい人物を知っているというのだ。
よしっ、みんな待っててくれ! これは人類にとって大きな第一歩かもしれない。